2017/10/24

八丈島 農ある島暮らし体験 実施報告

921日から24日までの4日間、八丈島で農ある島暮らし体験が開催されました。

八丈島は、東京から約290㎞ほど南に下ったところにある、人口7,591人、面積69㎢のひょうたん形をした、自然豊かな花と緑と温泉の島です(平成2981日現在)。

今回は、都内から、2名の方が参加してくれました。

 

 

(イメージ図出展:八丈町役場ホームページ)

 

到着した当日はオリエンテーションや島内視察を行い、翌22日は明日葉の種蒔きをするための畝作りと切り葉のフェニックス・ロベレニーの収穫・出荷準備、23日は農協への出荷作業とルスカス、レザーファンの収穫・出荷準備を行いました。

 

 

 

体験2日目

◯明日葉

明日葉の旬は、冬~初夏のため、今はちょうど収穫も終わり、次の種蒔きの準備期間。

真っ平らな畑に畝立て機を手押しして、一列ずつ畝を作っていきます。

畝立て機がとても重くてなかなか思うように進むことができず、列が曲がってしまったり、畝の幅が広くなったり狭くなったり。

 

 

 

その後は、ちょっぴりいびつに仕上がった畝に鋤(すき)で溝をつくり、種を蒔いたところで明日葉の体験は終了です。

 

◯フェニックス・ロベレニー

午後は別の畑に移動して、フェニックス・ロベレニー(以下「ロベ」にて表記)の収穫と、出荷調整作業を行いました。

ロベは、ヤシ科の植物で、切葉がアレンジメントに用いられることが多いです。

ここ八丈島では、温暖な気候がロベの栽培に適していて、ロベの生産量は全国1位なんですよ!

 

 

参加者は、生産者さんの指導のもと、地植えされたロベから出荷できそうな青々と大きく育ったロベの葉っぱを鎌で刈っていきます。

しかし、葉元には20㎝ほどのトゲがあり、刈ろうとするたび、トゲが手に刺さってしまいそうに…

普通の軍手では突き抜けてしまうため革手袋をお借りして、慎重に刈取りをしました。

刈取り後は、不要なトゲや葉っぱを切り落とし、八丈町農業担い手育成研修センター施設内に移動して、剪定作業と大きさを揃えて束ねる作業。

ロベの葉を1つ1つ手にとって、葉先が茶色く枯れているところなどを丁寧にカットし、気がつけば陽はとっぷり暮れていました。

 

 

 

体験3日目

◯ロベの出荷作業

昨日、残業?を行って収穫・剪定作業したロベを農協に車で持ち込み、ランク付けをしてもらいます。

ランクは大きさや品質により、優・秀・良の3種類。

この厳しい審査も八丈島ロベブランドの品質保持のためなので、生産者も農協も真剣勝負です。

なお、ロベなどの切葉は、主に大田市場に出荷され、全国の花屋さんや冠婚葬祭場に展開されるそうです。

 

 

◯ルスカス

ロベと並んで八丈島で出荷量の多いのがルスカス。

こちらも切葉として出荷されます。

今日は、ロベの剪定作業で昨日も訪れた、八丈町農業担い手育成研修センターの中にある、ビニールハウス内で作業。

ある程度長さがあり、葉っぱが青々としたものを刈り取って、作業場に戻って長さを揃えて束ねていきます。ロベに比べれば茎も太くてトゲもないので扱いやすかったです。

 

 

◯レザーファン

午後はレザーファンの収穫と出荷調整作業を行いました。

日本でレザー栽培発祥の地は、ここ八丈島といわれています。

収穫のタイミングは、まず色を見て、緑が濃いこと。色がまだ淡いものは収穫にはまだ早いのだそう。そして、葉が固くて乾いていること。

そして裏を見て胞子が付いていないものをチェックします。

良いレザーを見分けるポイントは、表と裏からチェックし、表から見て形が左右対称なもの、とのことでした。

他の植物と比べてレザーファンは茎が細くて繊細で、すぐに折れてしまうため、取扱いにはとても気を遣いました。

 

 

3日目の夜。

帰る前日の晩は、お世話になった農家さんや、八丈町農業担い手育成研修センターの研修生、八丈町役場の方等と懇親会がありました。

金目鯛のお頭つきの舟盛りをはじめ、島料理と島焼酎を囲んで、農業の話や島の魅力について語り合いました。

途中、農家さんから、参加者に向けて八丈島の民謡「ショメ節」を披露していただくサプライズも!

 

☆「ショメ節」とは… ショメ節は明治中期に盆踊り唄として生まれた八丈島の民謡のひとつで、歌い手は、場の雰囲気や自分の気持ち等を踏まえて、即興で詞をつくって歌うのが特徴です。

明治中期よりもっと古い時代に、流人や漂着者、江戸と八丈島を行き来した御用船の船乗りたちが伝えた各地の民謡を、島人が八丈ならではの歌と踊りに綴り合わせた、という説もあります。

 

 

島での滞在期間は3泊4日。

その中で体験できること、習得できる技術はほんの少しですが、島の人達との交流を通して、八丈島の魅力が体験者の方にも伝わったのではないでしょうか。

 

島で暮らしてみたい!農家の仕事を体験してみたい!という方向けに、東京都島しょ振興公社では、農業の就業体験「体験」を実施しています。

次回は、伊豆大島で11月17日から20日までの3泊4日の農ある島暮らし体験を開催します。伊豆大島の体験はただいま絶賛募集中ですので、ご興味のある方はぜひご検討ください。

また、八丈島で暮らしてみたい!という方は、こちらをご覧ください。

 

八丈町 移住・定住に関するサイト「八丈島へ移住・定住を考えている方へのごあんない」

http://www.town.hachijo.tokyo.jp/iju/index.html

 

 

広報事務局宛ご意見ボックス
広報事務局宛ご意見ボックス